今回の保護者講座は、『聾学校でのことばの指導について』という内容で、愛媛県立松山聾学校 自立・連携課 藤谷朋宏先生にお越しいただき、ご講話いただきました。
生活の中で経験したことを元にことばを覚えていくので、毎日使うことばや行動はことばにし、手間をかけて子育てしていくことの重要性について説明がありました。
また小学生になったら、先取り通訳をしないこと、自分で聞こえないことを説明する力をつけることなど、自立への一歩に繋がる関わり方のヒントを教えていただきました。
最終目標は、自己実現をしていくことであり、そのためには自己肯定感のある子に育てること、障がいにばかり目を向けず、その子自身に目を向けて子育てしてほしいと話がありました。
子どもの音への反応や、ことばの発達に目が行きがちですが、社会参加、自立という大きな目標に向かって、今育てていく力は何かを考える機会となりました。