聴能訓練聴能訓練

聴覚障がい児の聴能訓練

聴覚障がいによって本人・家族の間で起こる障がいを少しでも軽減できるよう、早期に援助します。
聴覚障がい乳幼児に対して、聴能訓練により、コミュニケーション能力の基礎を築き、ことばの力を伸ばしていきます。同時に、保護者に対しては、聴覚障がいについての情報を提供し、家庭においてより良い関係が持てるような接し方の理解を図ります。
対象児
愛媛県身体障がい者福祉センター耳鼻科診察にて、
聴覚障がいと診断され、訓練の必要を認められた乳幼児(就学前)です。

診療・相談

(1) 呼びかけに振り向かないことが多い
(2) テレビなどの音を大きくしたがる
(3) 言葉が遅い
(4) 聞き返しが多い
(5) 音や言葉を聞くときに片方の耳ばかりで聞く
(6) 大きな物音、声がしたとき反応がない
(びくっ!とする、瞬き、動きが止まるなど)

早期から補聴器を装用し、聴覚・言語の指導が必要な場合があります。
心配な方は、一度耳鼻科の診察をお勧めいたします。
診察場所 愛媛県身体障がい者福祉センター
住 所 愛媛県松山市道後2丁目12-11
(県民文化会館(ひめぎんホール)北側)
電 話 089-924-2101
F A X 089-923-3717

*月曜日の午前中のみの診察です。
*完全予約制ですので、電話、FAXをして予約を取ってください。
*診察は無料です。

指導内容

指導形態 : 主に個別指導
指導時間 : 1回:90分 (週に1回程度)
(保護者の希望や子どもの状況に応じて、隔週などの対応あり)
遊びを通しての指導
遊びを通しての指導画像
親子でコミュニケーションがスムーズに取れることを目標とします。遊びながら聴覚、身振り、サイン、手話、絵、写真など、多様な方法を用いて指導し援助します。
遊びには初期の発音誘導や聴覚活用の要素を取り入れるようにしています。
机上による指導
机上による指導画像
学習的指導に臨める幼児に対しては、発音指導や構文指導を随時取り入れます。
その他
補聴器装用指導 ・聴力検査・補聴器フィッティング(音質・音量の調整)

聴力検査

聴力検査の目的

①聴力レベルの把握
②聴力に変動はないか(中耳炎・聴力低下など)
③装用時の効果
検査時の音への反応の様子
(例)
・音のする方向を向く
・まばたきをする
・測定者の方を向く
・手足を動かす(筋緊張がある)
・表情を変える(驚く・笑う・泣くetc )
聴力検査の様子画像
聴力検査の様子

その他


保護者援助
聴覚障がいが発見されて間もない保護者に対しては、聴力レベル、また聴覚障がいによっておこる2次的・3次的障がいや将来の見通しについて説明します。そして、訓練に一緒に参加してもらい、家庭において子どもがコミュニケ-ション能力やことばの力を伸ばせるように接し方を身につけてもらいます。 保護者との懇談画像
保護者との懇談

保護者講座
定期的に勉強会を開いています。
内容は、「聴覚障がい」「手話を学ぼう」「先輩保護者の体験談」や聾学校や難聴特別支援学級の見学など、聴覚障がいに関する内容や保護者の要望に合った情報を提供しています。
難聴特別支援の先生との懇談画像
難聴特別支援の先生との懇談

他機関との連携
難聴特別支援学級や聾学校・医療機関の先生方と就学などの相談を行っています。

当センターの終了児(小学生~大学生)のフォロー
長期休暇時等に聴力検査、補聴器等の購入相談や教育相談を行います。

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