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  2017年08月25日 平成29年度聴覚障がい児担任者研修会を開催しました

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お知らせ

8月18日に、聴覚障がい児担任者研修会を開催し、地域の保育園や幼稚園、通園施設の先生19名の先生に出席していただきました。

 疑似難聴体験では、ヘッドホンから聞こえるノイズにより聞こえにくい状態を作り、3人1組で会話をしてもらいました。ずっと口元に注目している、疎外感、ドキドキする、不安が強い、ことばを知っている大人だから理解できるものもあるが、文字が理解できない年齢だとより難しいと思うなどの感想が出されました。

また6人グループでの会話は、より理解できないことが多く、だれが話しているか分からなかったので、肩をたたいて、話しかけたりする配慮がいるなどの気づきがありました。

 

 講演では、鷹の子病院愛媛人工内耳リハビリテーションセンター長である高橋信雄先生より「聴覚障がい児の理解と支援について」と題してお話しいただきました。

 聴覚障がい児が多くの場面で困っていること、補聴器をすると聞こえると思われがちで、みんなと同じ情報の共有ができず、分かったという経験が十分にないため自主的に活動することが少なくなり、結果ことばの概念の未拡張になってしまうなど、成長の過程で積み残しが多くなることについて話があった。その子が理解できるよう、驚きや喜びなど伝えたい興味のある事柄のやりとりの中で、実物やジェスチャーや、近くでの声かけなど身近な関わり手が子どもにとって嬉しい関わり方をする中で、分かる経験を増やし、自信も持たせてほしいと話をしていただきました。

 2学期からの園での活動での手だてのヒントになればと思います。

 

 

 

 


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