8月3日(水)、現場に出て活動している要約筆記者、要約筆記奉仕員を対象に、現任研修会を開催しました。
午前は、聖カタリナ大学の釜野講師から『ロールプレイを用いた援助技術』についてご講義いただきました。それぞれの立場からみた援助する側の心構えや、身近にある福祉の現状についても話され、社会福祉サービスを担う立場として、何をどう考えて対処するかを学ぶことができました。
午後は、NPO法人ファインサポート・パピエ理事長の原田氏に、要約筆記現場のロールプレイをご指導いただきました。現実に起こる場面想定の中で、受講者がそれぞれの役を演じましたが、演技力もすばらしく、より効果的なロールプレイになりました。場面ごとに、適切に対応できていたかを検証してアドバイスをいただき、通訳者としての原理原則も確認できました。
講義・実技ともに、「明日からの現場に活かせる」とたいへん好評でした。次回の研修も、要望の多かったロールプレイを中心に実施したいと思います。