11月の保護者講座は、耳のしくみや難聴の程度など聴覚障害の基礎的な知識の学習を行いました。
学習の後、2~3人組となり、そのうちの1人が難聴者の役になり、順に難聴者役を交代しながら会話をする疑似難聴体験を行いました。難聴者の役の人は、ヘッドホンを装用し、大音量のノイズを聞いてもらい、外部の音が聞こえない状態で会話をしてもらうので、話すのがおっくうになる、孤独になる、集中して聞くので疲れる、口元を自然と見て聞こうとするなどの感想が挙げられました。
訓練に通い始めて間もない保護者が多く参加されていたので、聴覚障害の大変さなどを改めて認識できる機会となったようです。また父親や祖母など家族にも体験してもらって、理解してもらいたいなどの感想もありました。今後、定期的に疑似難聴を体験する機会を作っていきたいと思います。