6月13日
今年で6回目となる聞こえの研修会を行い、県内の保健師や保育士など子どもと関わる方26名にご参加いただきました。
研修会は、
講座1「聴覚障害の基礎知識」
実習 疑似難聴体験
講座2「県内における聴覚障害児の発見と療育について」
講座3「新生児聴覚スクリーニング検査と健診における聴覚チェック」の内容で行いました。
聴覚障害の種類や程度、聴覚障害が及ぼす影響、聴力検査などの基礎知識や新生児聴覚スクリーニング検査、また言葉の遅れの原因の1つに聴覚障害があること、健診場面で聴覚への視点を入れてフォローすることの重要性について説明を行いました。
また、県内における聴覚障害児の発見と療育の流れについて詳しく説明させていただき、今後聴覚チェックのため紹介しやすいよう理解を深めてもらう機会となったと思われます。
そのほか、疑似難聴の体験では、グループで交代しながら難聴者役になって会話をし、その後感想を話し合いました。聞こえない人の孤独や疲労感、疎外感など気持ちや大変さを知ることができて大変良かったなどの意見を多くいただいきました。
健診における聴覚チェックでは、実際に乳児の音への反応(DVD)を見てもらい、保護者が家で実施してくる聞こえの検査の中で、実施の際の注意点について、再度確認してもらうようお願いししました。
今後もこの研修会を通して聴覚障害に関する情報を発信していけたらと思います。