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  2014年05月15日 センターだより VOL.57号

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センターだより

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<手話通訳者現任研修会>
 3月15日(土)に、愛媛県手話通訳問題研究会 会長 森川美惠子氏を講師に迎えて、司法分野の手話通訳についてご指導いただきました。午前中は、司法場面における通訳の位置づけの基本について学び、午後からは、実際の通訳場面を想定して、具体的な通訳はどうすればいいのか、模擬通訳やグループ討議を入れながら検証しました。難しい内容をわかりやすく説明していただいてよかった、模擬通訳をすることでたくさんの気づきがあったと大変好評でした。 <要約筆記者現任研修会>
 県内で登録し活動している要約筆記者を対象に、手書き要約とパソコン要約の現任研修会を開催しました。1月26日には、NPO法人『ファインサポートパピエ』の理事長 原田佳代氏を講師に迎え、ノートテイクの方法を、2月2日には、要約筆記サークル『オリーブの会』会長 渡部美佐子氏を講師に迎え、  要約筆記者に必要な基礎知識について講義していただきました。両講師の豊かな経験と情報量の多さに、たいへん充実した研修になりました。
<耳と聴こえのセミナー>
 平成26年1月25日(土)に耳と聴こえのセミナー「聴こえQ&A ~耳鼻科医の講演会~」を行いました。愛媛大学医学部耳鼻咽喉科 髙木太郎先生にお越しいただき、「聴こえと加齢難聴」についてお話を伺いました。加齢難聴は高い音から聞こえにくくなることや、補聴器を試す前に耳鼻科を受診し、他に病気がないかどうか確認することなどを分かりやすく説明していただきました。また認定補聴技能士の方にも来ていただき、補聴器の試聴などを体験し、補聴器に対して抵抗があった方も会話が楽になると感想を述べられ、気持ちに変化があったようです。今後も年に1回、講演会などを行っていきたいと思います。
<視聴覚障害者支援ボランティア体験講座>
 2月26日、視聴覚障害者への情報を提供するボランティア活動の体験会を開催しました。  県内各地から15名が参加し、サポートの方法を学んだり、点訳・音訳・手話・要約筆記を体験しました。点字器で名前を点訳したり、録音した自分の声を聞いたり、名前や挨拶の手話を覚えたり、筆談やゲームで「伝えること」などの体験をしました。自分にあった講座や自分にできる講座を見つけたとの声も聞かれ、皆さんボランティア探しに有意義な時間になったと思います。
おめでとう <第28期視覚障害者生活訓練生修了式>
 平成26年3月14日に視覚障害者生活訓練第28期生4名の修了式が行われました。半年間において習得された技術とよき仲間との出会いを大切にされ、各々の自立の道で活躍されることを職員一同期待しております。(写真)

【訓練生のつぶやき】
「風呂に入り その日の事は 皆忘れ」 (K☆A)
「ボタン付け やっぱり苦手 指痛し」 (西岡利哲)
「できるなら もう半年 学びたい」 (ボブ バックランド)
「指で読み 人生明るく 目が開く」 (バラを育てる会長
<聴能訓練 両親講座 終了式>
 今年度は、年長児7名が当センターの聴能訓練を終了しました。終了式には、4名の終了児が出席し、多くの在籍児・保護者が見守る中、無事送り出すことができました。小学校でのお勉強がんばろうね!また夏休みにセンターへ遊びに来てください。在籍児さんも、月から聾学校幼稚部に入園するお友達・地域の幼稚園へ入園するお友達とそれぞれ新しい環境になるけれど、元気いっぱい遊んでお友達を沢山作ってくださいね。(写真)


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