令和4年 第2回耳と聞こえのセミナー『聞こえQ&A ~耳鼻科医による講演会~』を7月9日(土)に感染対策徹底のもと、開催しました。
2年ぶりの開催ということで多くの方々にご参加いただき、愛媛大学医学部 耳鼻咽喉科の寺岡正人医師に「聞こえと加齢難聴」というテーマでご講演いただきました。
たくさんのスライドを用いて、聞こえの仕組みから難聴の種類や加齢難聴の特徴について、また、難聴と認知症の関連についても分かりやすく説明してくださりました。
最後に難聴の予防と正しい補聴器の理解についてのお話があり、難聴にならないために、騒音環境を避け、生活習慣の改善を行い、難聴になってしまったら、まずは耳鼻科で相談し、正しく補聴器を使って、楽しい会話をしてほしい、とアドバイスがありました。
そして、難聴者と接する周りの方へのお願いでは、難聴者は早口での会話や騒がしい場所、後ろからの急な呼びかけが苦手で、マスクで表情や口の形を読み取れないので、筆談や身振りを交えて視覚情報を加え、静かな環境でゆっくり、はっきりと正面から伝えることが重要であると教えてくださりました。
参加者からは「講座の内容が良く、不安なことも知る事ができ、今後の参考にしたい」「分かりやすく説明していただき、質問の時間も取っていただけて有り難かった」などの感想がありました。アンケートにて聞こえの便利グッズ(日常生活用具含む)の展示を希望される方が多かったので、次回のセミナーで実施できるよう考えていければと思います。