＜２３年度＞新しい手話

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（平成２３年度）

＜４月＞

■　子ども手当（こどもてあて）　 ■

①子ども		②手当て

①	掌を下に向けた右手を弧を描きながら右に動かし、（子ども）
②	左手甲を右手でたたき、右手２指で輪を作る。（手当て）

１５歳以下の子どもの保護者に対し手当て（金銭）を支給することを主な内容とする法律です。
２００９年、民主党のマニュフェストとして提示され
２０１０年成立、４月１日より施行されました。
手話は<子ども>と<手当て>を組み合わせました。

＜５月＞

■　事業仕分け（じぎょうしわけ）　■

①事業		②仕分け

①	上に向けた両手掌の指先を向かい合わせ中央に２回寄せ、（事業）
②	左掌に、掌を胸側に向けた右手をおろし、向きを変えてもう一度おろす。（仕分け）

国や自治体の行う行事について、その必要性、事業担当者の適性について第三者が検討し、
その事業が必要かどうか、必要な場合は国、自治体、民間のいずれが行うかなどを分類することです。

＜６月＞

■　原子力発電所（げんしりょくはつでんしょ）　■

①原子力

②発電所

①	丸めた左手のまわりを左から右に、指文字「ケ」の右手を丸く動かし、（原子）軽く曲げた左腕に、人差指で「力コブ」をつくり、（権力）
②	つまんだ右手の指先を勢いよく開き、左手拳を打ちつけ、場所を示す。（発電所）

＜７月＞

■　ツイッタ―　■

①	②

①	指文字「ツ」の形にした右手を口元におき、
②	親指と、人差し指・中指をつけたり離したり、３回繰り返す。

日本語では「つぶやき」の意味で、
パソコンや携帯電話などから書き込める、無料の簡易投稿サイトのことです
色々な情報がリアルタイムで伝わり便利ですが、
うその情報がある場合もあるので、注意が必要です。
手話は「ツ」を口に見立てつぶやいている様を表わしています。

＜８月＞

■　ユーザー　■

①	②

①	伸ばした右手人差し指と親指を閉じながら手前に引き、
②	立てた親指を体の前に置く。

商品の使用者、利用者のことをいいます。
手話は、利用する人を表わしています。

＜９月＞

■　緊急避難（きんきゅうひなん）　■

①緊急	②

①	親指と人差し指をこすりながらすばやく上に上げ、＜緊急＞
②	両手拳を斜めに引き分ける。

刑法上にも緊急避難が規定され、落雷のような急迫した危機を避けるため、
やむを得ず他人の部屋に飛び込む行為とされています。
それ自体は罰せられませんが、
ガラスなどを破損した場合には損害賠償責任があります。
手話は＜緊急＞と非常口の標識の人型を組合わせています。

＜１０月＞

■　風　評（ふうひょう）　■

①	②

①	両耳の近くに置いた両手を、指先を揺らしながら、
②	顔の前で交差させる。

世間での評判、噂の意味です。
災害や事故の不適切な報道により、品質やサービスの低下を懸念して商品が売れなくなり、
生産者や商店が被害を被ることを「風評被害」といいます。
手話は、噂が広まっていく様子を表わしています。

＜１１月＞

■ パンデミック　 ■

①病気	②	③

①	右手拳を額に当て、（病気）
②	右掌を目の前に、立てた左手拳を胸前に置き、
③	右手を左手拳に当てながらすべるように前に出す。

【Ｐａｎｄｅｍｉｃ】
２００９年の新型インフルエンザの世界的流行のように、
「感染爆発（アウトブレイク）」が世界的規模で長期間に多数の国、
地域で連続的に起きること。

手話は病気が大きく流行するさまを表わしています。

＜１２月＞

■　スカイツリー　■

①	②
■

①	指文字「ス」にした両手を体の前に出し、
②	指文字のまま両手を同時上に持ち上げる。

スカイツリーの「ス」を使って、高くそびえるタワーを表わしています。
同じように、頭文字の指文字を使ってタワーを表わす表現が他の地域にもあるようです。

※この手話は、特定の地域で使われる固有名詞のため、
日本手話研究所の確定した標準手話ではありません。
（社）東京都聴覚障害者連盟に、地元で使われている手話の確認を得たものです。

＜１月＞

■　結　党（けっとう）　■

① 建てる	② 党

①	指先を付けた両手を屋根の形にして起き上がらせ、
②	指文字の「ト」にした両手の小指側を付け、手前に向けて円を描くように動かす。

政党を結成し、党派を作ることです。
政党等はその国の国民生活の発展と安定、幸せを築くために、
イデオロギー（概念・観念形態など）を同じにする人々の集まりです。
２０１２年１月には「新党きづな」が総務相に結党を届け出ました。

＜２月＞

■　ロンドン　■

右手人差し指を右こめかみの横で１回転させる

今年はオリンピックイヤーです。今回の開催地はロンドン。
日本は何個のメダルを取る事が出来るのか、今から楽しみですね。

※これは、地元で使われている手話です。

＜３月＞

■　ナノハナ・アブラナ　■

①	②

①	右手で指文字「ナ」を表し、
②	上に向けてすぼめた指を、ゆっくり開く。

「菜の花」と書くアブラナの花で、菜種の花とも言います。
春になると鮮やかな明るい黄色を畑いっぱい広げるナノハナは、
春の季語にもなっています。

手話は＜ナ＞を使って、ぱっと咲く花をイメージしています。

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